2007年12月29日土曜日

ホームページ改訂

事実上公開してきましたが,情報を更新しましたのでお知らせします.

http://ohsugi.org/home.aspx

まだ,未完成の部分が多いのですが,今後も折を見て改善していきたいと思います.

2007年12月28日金曜日

水,山,そして歴史~若狭町出張報告3









二日目は,まず名水百選にも選ばれている名所瓜割の滝によっていきました.水が冷たく瓜も割れてしまうほどというのが命名の由来とか.紅藻類が生えて赤い石が緑陰の切れるような冷たい水の中で実に美しい.

旧上中町役場で現在上中庁舎にある歴史文化館(写真中央)を訪問し,学芸員の永江寿夫さんのご案内で伝建地区の熊川宿を視察.全長約1Kmの長い宿場町を散策しながら詳しくお話しいただきました.


そして,伝建地区のまちづくりを担う若狭熊川宿まちづくり特別委員会会長の河合健一さんからまちづくりの取り組みのお話を長時間いただきました.鯖街道の宿場町として栄えた熊川を,単に歴史的建造物の保存にとどまらないまちづくりを目指して長きにわたりリーダーシップを発揮されてきた河合さんの情熱に打たれました.また,そうした取り組み姿勢をはっきりと感じることができたのは,散策中に,伝統的な建築の補修を受けた家(写真右)のおばあさんが永江さんに本当に感謝の気持ちを込めてお礼を繰り返しいっている場面にであったこと.役場の職員である永江さんと行き交うたびに町の人が親しみを込めた挨拶をしていること.


午前の視察,ヒアリングが終わって,さあ昼食.熊川宿に鯖鮨屋さんでいただいた鯖鮨は,たまらなく絶品.生きのいい本物の若狭でとれた鯖を使っており,肉厚で素晴らしいの一言に尽きる.

なくならないうちにパシャリ.

絶景二景~若狭町出張報告2


若狭町に到着した当日,梅丈岳に登りました.レインボーラインを走行して標高400mの頂上付近までついたはいいものの,が~ん,頂上まで最後は,リフトかケーブルカー.高所恐怖症の私はリフトはパス,ケーブルカーに乗ったものの,頂上付近最後の10mぐらいの急角度に生きた心地がしませんでした.でもそれだけに,頂上からの景色は最高.

三方五湖と日本海若狭湾を眺められます.

当日宿泊は,町営観光ホテル水月花.水月湖に面してこれまたすばらしい部屋からの眺め.いかがです?実は深夜湖を眺めると,これといった光源もないのに,空はぼんやりと薄暗く光を発し,真っ暗ではないのが実に神秘的でした.そして,朝の光景.








更新:「住民と自治体」掲載HP

12月18日のブログでお知らせした拙著「住民と自治体」が比較地方自治研究センターのHPにも,掲載されました.

http://www3.grips.ac.jp/~coslog/pdf/2007/BunyabetsuNo1jp.pdf

2007年12月25日火曜日

若狭町より

   

旅に出ました.若狭町着.O下さんの出迎えで食した鯉のあらいは絶品.感動のままに役場訪問、そして縄文文化センターへ.ボランティアの三浦さんから丁寧な解説.建物は土ぐうのお腹を模したものだとか(左:若狭町役場,右:縄文文化センター).

サンタの信じ方~ブックログ:内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』

毎年クリスマス・イブには映画『34丁目の軌跡』(1994年リメイク版)を見て感動を新たにするのですが,信じることとだまされることはある意味では紙一重.

内山節著『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社現代新書,2007年)によると,キツネにだまされたという話が日本全国一斉になくなってしまうのが1965年頃,ちょうど,私が生まれたころの話ということになります.

人間と自然との関わりに関する示唆に富む論考(日本の自然は一面では確かに豊かな自然であるけれど,他面ではその改造なしには安定した村も田畑も築けないやっかいな自然でもあったのであるなど),「「私」をもっているのは人間の属性」であるがゆえの「「悲しい存在」が人間」という省察,に満ちた本書は是非お薦め.

で,現代のわれわれはだまされなくなったのか?・・・

それではこれから旅に出ます.

2007年12月24日月曜日

さわやか「人間力」~ブックログ:堀田力著『「人間力」の育て方』

今年一年を振り返ってみるといろいろありましたが,やはり貴重な経験といえば,株式会社コムスン第三者委員会の委員としての経験です.先般,コムスンの全事業所の譲渡がつつがなく終結したことで(すでに任期は終わっていますが)私もホッとしたところです.いろいろ経験させていただきましたが,そのなかで,改めて委員会の座長をされた堀田力さんの魅力を垣間見させていただけたのも,貴重な経験の一つでした.理念,信念,情熱と知性を傾注される姿勢はとてもまねができないものだと,圧倒された次第です.

その堀田さんが『「人間力」の育て方』(集英社新書)を刊行されました.

前のブログ記事(『鮨屋の人間力』)でも,気になっていたのですが,「人間力」ということばがとてもはやっているようです.数年前,青少年に関する政策を研修で取り上げたときにもちょっと勉強したのですが,政府の文書や政策でも,ある意味で臆面もなく「人間力」ということばが使われているのに,戸惑ったものです(例えば,内閣府 人間力戦略研究会が報告書「若者に夢と目標を抱かせ、意欲を高める~信頼と連携の社会システム~」を2003年に出しています).

堀田さんも「何となく変な言葉だと思います」と述べられておりますが,こうした変な言葉を使わなければいけないところが,昨今の現状なのでしょう.

私も教育者の端くれ(本当に端っこの方にいますが)ですので,なるほどという点もあれば,う~んどうかなという点もないわけではありません.しかし,「自己存在の肯定」が重要だというご指摘は深く首肯.

ミクシ」(どうして?というフィンランド語,だそうです)が自ずと発せられる教育を理想としておりますが,そのためには私自身の精進も必要なのでしょうね.本書で紹介されている,堀田さんの「みんなで作る.イジメをなくす憲法」という授業の試みなどに触れると,反省とともに,意欲もいただきました.