2009年6月27日土曜日

うらやす市民大学開校!

浦安市基本計画策定市民会議が提言した市民大学がいよいよ開校へ.開講記念として,まことに光栄なことに記念講座でお話させていただく機会をいただきました.テーマは,「市民会議から市民大学へ~浦安発,実践知と市民自治の『響創』に向けて」です.

会場には200名を大幅に越える市民の方々にお集まりいただきました.市民大学への期待の大きさがまさに実感できました.

ちらほらと市民会議でお世話になった方々の顔が.講演終了後に,数人の方々とお久しぶりにご挨拶させていただきました.市民会議後も,報告書の取りまとめや市民大学立ち上げに尽力されていた方々で,当日の会場設営も多くの市民がお手伝いされたとのこと.市民は市民自治の主人公ですが,裏方力をも発揮すべきという私の持論を地でいく実践力に,ただひたすら脱帽です.

うらやす市民大学の特徴は,なんといっても単なるカルチャーセンター的な講座ではないこと.いろいろご紹介したいことはあるのですが,詳細はホームページにゆだねるとして(こちら),各講座の共通科目として,「うらやす市民大学入門」を課していることは特筆すべき点です.松崎市長自らがコーディネータとして,浦安市のまちづくり,財政,市民活動など,「各授業科目を浦安視点で学習するための基礎知識を習得」するため科目として用意されています.こうした科目を事実上の必修としている点,私は講演の中で「涙がこぼれそう」と表現しましたが,本当にうれしい限りです.「市民自治のリテラシー」向上には不可欠でしょう.

短期間でここまで準備されたのはまったく持ってあっぱれ.でも気負わずに,徐々に完成系に近づけて欲しいものです.浦安の市民力には舌を巻くばかりですが,市民会議以来傍から見守っておりますので,職員の皆さんが誠実に対応されているのも,とても印象的です.

仕事柄いろいろ他自治体とお付き合いしていますが,残念ながら東京近郊の自治体の中でも,職員の誠実さやマネジメント力は雲泥の差.確かに浦安市は恵まれた条件にあるとはいえ,それを着実に活かしているなあとあらためて感じました.