2008年6月30日月曜日

特別区版自治体PB開講!

「自治体パブリックビジネスを創る」第3弾が,特別区研修所の研修事業として本日飯田橋キャンパスで開講されました.初回テーマは,「地方分権と東京の自治」.ゲスト・スピーカーには,特別区長会の志賀次長をお招きして「都区制度と都区協議の状況をめぐって」をお話いただきました.限られた時間でしたが,都区改革や都区のあり方検討委員会の現状を的確におまとめいただきました.

受講者は11名と少数精鋭.新規採用職員も多く,予想外の初々しさですが,大学ゼミのような楽しい雰囲気の中にも,区民あっての区政という視点から真摯に課題に向き合っていきたいと思います.

前2回が大学のOU講座として土曜日開講でしたので,多摩地域の職員や都職員のかたがたにも参加いただけたのですが,今回は平日ということで大変申し訳ないと思っています.自治体職員の方が対象になりますが,正規の受講でなくても,単発の受講でもOKです(と思います).第2回は「組織・人事制度改革の展開」(7月14日),第3回は「アウトソーシングの手法と課題」(7月28日)です.詳細は,特別区研修所へどうぞ.

2008年6月24日火曜日

開設!新宿自治創造研究所HP

新宿自治創造研究所のホームページがようやく開設されました.区役所内(!)はもちろん,全国,全世界に情報発信が期待されますね.

ということで,本日は,研究所開設記念講演をおおせ使いました.使命を果たせたか定かではありませんが,夜の飲み会は楽しいものでしたね.

(さすがに私が講演者でしたので,証拠写真はありません.いただければ幸いに存じます.)

2008年6月22日日曜日

はろー!ダーウィン

ダーウィン展(企画:アメリカ自然史博物館)最終日,かろうじて見に行くことができました.上野動物園からガラパゴスゾウガメの太郎君も出張しておりましたが,一渡りダーウィンに関する知識が得られるいい企画,さすがでしたね.「ダーウィンが来た!」や「はろー!あにまる」を見る楽しみが増えました.

おそらく数十年(四捨五入すれば40年?)ぶりに国立科学博物館に足を踏み入れたのですが,ダーウィン展を見た後,土砂降り雨に思案して地球館の常設展を見てみました.これもなかなかのものですね.今度はじっくり常設展を見たいと思いました.

さすがにひどい雨の上野動物公園,写真のとおり閑散(奥にちっちゃく写っているのは,フラミンゴです).こんな日なのでサービスでしょうか,動物とのふれあいコーナーは,普段は触れられない(らしい)チンチラのお出まし.私は触りませんでしたが.

2008年6月15日日曜日

メーテルの微笑

タイトルに反して無粋な写真ですみません(実は私はアニメが苦手(食わず嫌い?)です).ちゃんと北九州空港では,メーテルが微笑み会釈をしてくれました(参考ブログとして,こちらこちら).

ということでこの週末は北九州市立大学で開催された日本公共政策学会に参加しました.初日午後,改革派三元知事(北川さん,浅野さん,片山さん)のシンポ形式のセッションは,それぞれが競うように斬新な視点を提起され,興味が尽きませんでした.

本日(第2日目)午前中の韓国政策学会とのジョイントセッションも,従来にはない新たな切り口からのコミュニティ研究がこれから本格化する予兆をうかがうことができ,見守っていく必要があるなと思いました.また,午後の地方財政改革のセッションでは,小西先生の地方財政制度の自治体財政の関係,負担と便益の位置づけと,それに対する森田先生の財政規律に関する質疑からは,一昨日都区制度改革に関する私の講演とダブらせつつ,知的インスピレーションを与えられました.

ところで,写真は,北九州市立大学前のモノレール駅から移した競馬場.競馬場と自衛隊の駐屯地に挟まれているという立地はすごいですね.でも都心からのアプローチがいいのがうらやましい(小倉駅から15分程度).

出張ゼミ第2弾!

金曜日,文京区議会からの都区制度に関する講演依頼もあったので,ならばとゼミ生を率いて文京区役所を訪れました.新宿に続く,出張ゼミ第2弾.2時間のうち,私の話は1時間半程度,議員さんからもご質問をいただきました.

講演後,区役所内をご案内いただきました.ガイド役はかつてもう8年ほど前に基本構想審議会をやっていたときに事務局としてお世話になった企画課の職員であったMさん(現在,議会局に所属).お忙しい中ありがとうございました.

議場のほかに,防災センターをご案内いただき,担当職員の方に丁寧なご説明をいただきました.これがなかなかのシステム.大都市では甚大な被害が想定されますので,どうかうまく使いこなしてほしいですね.なお,視察の翌日となった昨日,東北で地震がありましたが,被害にあわれた方にはお見舞い申し上げます.

2008年6月13日金曜日

Notice: 多摩市まちづくりシンポのおしらせ

多摩市まちづくり研究会から次のようなお知らせが届きました.どうぞご関心の方はご参加ください.

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まちづくりに関心のみなさまへ多摩市まちづくり研究会 事務局 いろいろお世話になります。この度、多摩市まちづくり研究会では、2008年6月29日に第9回総会を開催します。その第2部では「第5次多摩市総合計画策定について」の講演会を開催することに致しました。是非、みなさまお誘い合わせの上、お越しいただきたくご案内申し上げます。なお、関心のみなさまへご案内していただければ幸いに存じます。また、マルチポスティングをしておりますので複数受信される方はご容赦いただきたくよろしくお願いいたします。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 多摩市まちづくり研究会第9回総会 第2部企画  「第5次多摩市総合計画策定に向けて」参加費: 無料 第2部は申し込み不要、どなたでも参加できます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆多摩市の未来をつくる第5次多摩市総合計画(計画期間2010年度~2019年度)の策定が、2008年度から始まります。現在の第4次総合計画策定は、1999年度に企画課が市民の意見を聞くため、「まちづくり研究会」として市民を募集し、それに応えた160人の市民が全体会と市内11地域のグループ毎に約半年かけてワークショップ会議を行い、それを集めて提言集を作成しました。1999年12月に提言集を出した市民たちは、多摩市の未来は自分たちで考えることを学びました。そしていくつもの市民活動団体が生まれました。それは地方自治の時代を迎える準備として、行政にとっても、自ら考える市民を涵養するためにも、多いに意味のある方法論だったといえます。提言をどのくらい政策に反映したかは別として。"市民協働"をこれからの市政運営のキーワードとして進めている多摩市は、次の第5次総合計画策定に関しての市民意見集約をどのような手法で行うのでしょうか。昨年9月に、新しい市民参加の手法として図書館政策をテーマに「TAMAMIRAI2007多摩市民まちづくり討議会」が行われましたが、これはドイツの討議デモクラシーの手法「プラーヌンクスツェレ」注(裏に)を日本版にアレンジしたものでした。市はこの手法を用いて、第5次総合計画の策定に取り組むことを考えているようです。第4次で目標にした「市民が主役」の市政運営の方法論とはどのようなものか、行政の方と一緒に考えてみましょう。
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■日時:6月29日(日)14:15~16:30■会場:多摩市立総合福祉センター7階 第1・第2研修室 (交通案内などは後述を参照下さい。)
13:00~14:00第1部 多摩市まちづくり研究会 第9回総会
14:15~16:30第2部 講演会「第5次多摩市総合計画策定に向けて」
講師:多摩市 企画政策部長 太田 義次 氏
内容:第5次多摩市総合計画を策定するに当たり、本年度から取り組む、市民参加の手法、審議会など、市として考えていることを話して頂き、参加者との質疑応答を行います。
参加費: 無料 第2部は申し込み不要、どなたでも参加できます。
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注<"プラーヌンクスツェレ"とは> ドイツのヴッパータール大学社会学者のペーター・C・ディーネル教授が考案したもので、直訳すれば「計画をつくる細胞」という意味です。行政のもとで、無作為抽出のメンバーが有償で参加し、中立機関が企画したプログラムにより、専門家からの徹底した情報公開・情報提供のもとに市民討議を行い5人のグループで合意形成し、最終的にはポイント制の投票などを使って市民報告書・答申をまとめるものです。すでにドイツのみならずEUのいくつかの地方自治体で、市街地活性計画や行政課題の解決を図るためにこの手法を導入しています。(特定非営利活動法人東京ランポ発行『まちぽっと』5号から)―多摩市ではどのように行われたか―多摩市では初めての取り組みとして、無作為抽出1000人(16歳以上の市民)の中から抽選で選んだ市民50人に案内を出し、「TAMAMIRAI 2007市民まちづくり討議会」が9月8、9日に開催されました。2日間に実際に討議に参加した人は35人でした。テーマは「市民が求める多摩市の図書館・図書館サービス」で、討議の方法は、5、6人ずつの7つのグループに分かれて、5つのテーマでそれぞれ情報提供を受けた後50分間の討議をし、グループごとに3つのまとめとその他残したい意見を出し、休憩時間に一人ひとりが手持ちの3枚の赤いシールを共感する意見に貼ると言う方法で行われました。12月2日に報告会が開かれ、討議結果をまとめた冊子を提案として教育委員会教育長に手渡されました。その後、この討議会の手法についてトークセッション「市民が主役のまちづくり~多様な市民参画手法」がパネリスト3人によって行われ、コーディネーター役の大杉覚氏(首都大学東京法学部教授)によって、新しい市民参加の手法として画期的な出来事であった、今後も続くことを期待したいとまとめられました。多摩市まちづくり研究会では、討議会の手法について検証するべきと考え、3月1日にシンポジューム「新しい市民参加の方法はどうだった?」~市民のための市民討議会はどうあるべきか?~を開催しました。ご参考:多摩市のホームページをご参照ください。
・つたえようあなたの思い TAMAMIRAI 2007 多摩市民まちづくり討議会テーマ 「市民が求める多摩市の図書館・図書館サービス」<
http://www.city.tama.lg.jp/tama/4613/4616/001547.html
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・つたえようあなたの思いTAMAMIRAI2007多摩市民まちづくり討議会報告書<http://www.city.tama.lg.jp/tama/4613/4616/003756.html>

2008年6月11日水曜日

新宿発自治創造に向けてスタート

本日からいよいよ本格的に新宿自治創造研究所の研究会がはじまりました.私がアドバイザーとして担当しているのは,「基礎自治体としての新宿区のあり方」です.公募の研究員を含めて活発に議論できまして,今後が楽しみです.研究所のホームページができましたら,このブログでもご紹介したいと思います(早く開設してほしいですね).

研究会開始前,別の会議から少し時間の余裕があったので,歌舞伎町界隈をぶらぶらと見て回りました.写真はご存知,新宿コマ劇場.つい先日,年内には半世紀の歴史に幕を下ろすことが公表されたばかりです.前のブログにも書きましたが,コマ劇場を含む近隣の再開発がどのように進むのか,注目していきたいと思います.

2008年6月8日日曜日

純氷の世界~今年の暑さは?













上野公園を訪れるとなにやら人だかり.「2008Tokyo純氷まつり」(主催:東京氷卸協同組合,後援:東京都)なるイベントが開催されていたので,覗いてみました.手動の製氷機でかき氷を作ったり,さまざまな製氷機械が展示されていたり,そして,氷のジョッキでビールが飲めたりと(恰好の昼から飲む口実!),楽しめるものでした.ホームページを見ると,少なくとも,2006年から毎年やっているようですね.純氷については,こちらのページをご参照くださいませ.

配布されたパンフによると,昭和30年代に1000軒の規模を誇った東京の「氷屋さん」も,いまでは200軒ほどになったとのこと.確かに近くの商店街の氷屋さんも元気がないですね.

地球温暖化により北極の氷が解け,ホッキョクグマの生態に深刻な影響を及ぼしています.会場にも北極海の氷が展示されていました.このまま温暖化が進むと,機械製造される,日ごろどうということもなく口にしている氷すら手に入れにくくなるのかも・・・などと考えてしまいました.ちょっと,今日のイベントの趣旨とは違うかもしれませんが.

ところで,お目当ての上野動物園ですが,3時半のおやつタイム後のアイアイ(2匹とも!)は初めて間近で見ることができ,ラッキーでした.でも,天気予報のせいか,それともパンダ不在のせいか,普段に比べて随分と空いていたような気がしまして,ちょっと心配ですね.

2008年6月4日水曜日

O's Seminar the 2nd

ごく一部のマニア(?)の注目の中,第二代大杉ゼミが急発進しました.

昨年同様に主任講師のトップ・バッターにたった講義(「分権改革の推進」),予定時間をオーバーをするゼミ,おいしい鳥料理の一次会,そして恒例(?)の二次会,とリーダー塾漬けでした.

リーダー塾では私のほうがいろいろと教えられることが多いのですが,今日の発見としては,多治見市の市政基本条例(いわゆる自治基本条例)では,多治見市を「政府」と規定していることを知りました.うかつにも今まで見逃しており,不勉強を吐露するようで恥かしい次第です.言葉ひとつとはいえ,分権改革の時代に即した規定振りですね.

一次会,二次会でもいろいろと教えられるネタをいただきました.まずは好スタート.あっ,つい写真を撮り忘れました.

2008年6月3日火曜日

刻々と表情を変える雨の琵琶湖

一転,梅雨入り.毎年この季節恒例の琵琶湖のほとりでの講義を控えて,休みを取って前泊.久しぶりに京都にもほんのちょっと立ち寄り,先斗町や高瀬川沿いを散策,夕方にはJIAMの交流会にも参加しました.

写真は宿泊先から比叡山方面に向けての琵琶湖畔夜明け直前の様子.目を覚ました4時前からぼっと眺めていましたが,強い雨が降ったかと思ったら,遠く琵琶湖大橋が見えたり,再びもやがかかったりとその変化に飽きがきません.

変化といえば,琵琶湖周辺の街の様子も大きく変貌を遂げています.大津の中心部から唐崎方面にかけては高層マンションの建設ラッシュ.大阪まで1時間の通勤圏,京都まではほんの10分程度ですから,琵琶湖を見晴らす眺望を売りに続々とマンションができるわけです.大津は今では有数の人口急増地帯ですね.市の職員の方によれば,最近できた500世帯ほどのマンション一棟で,税収増1億!を見込んでいるとのこと.

2008年6月1日日曜日

運動会日和

今日はすっきりとした運動会日和.近所の小学校にお邪魔しました.

今週は珍しく心身ともにすがすがしく過ごせました(というか少々の疲労感はあってあたりまえになってしまいましたが).ようやくモディリアーニ展を見に行くことができたのがよかったのかもしれません.
随分前にA.ガルシア主演の映画Modgilianiで予習していたのですが,毎週六本木での講義で国立新美術館の前を通りつつも見逃し続け,結局は講義のない曜日に隙間の時間を見つけての観覧でした.いい絵を見ると精神的にも肉体的にもいいということですね.もっとも彼は若くして肉体を蝕まれて死にいたるのですが.