2010年1月31日日曜日

波のまにまに

正月休みに続いて,日帰りで江ノ島に行ってまいりました.自らの原稿を書きつつ,さまざまなレポートや論文の指導・評価に加えて,(決して多いとはいえませんが)150枚あまりの答案を採点したところで,これは一日完全に休養をとらないと,と自らセーブしました.ぼんやりと寄せては返す波を眺めたり,水切りをしたり.
もちろん水族館にも立ち寄りました.相模湾大水槽は奇をてらわずいいですよね.

日曜日も終わろうとしていますが,明日からは原稿(及び事務手続きの)締め切りの波という現実に引き戻されます.

2010年1月28日木曜日

リーダー塾21期生修了!

恒例リーダー塾修了式を迎えました.1年間お疲れ様でした.裏だ,表だ,不作だ,豊作だと,さまざまな評が飛び交いました.だったらB級でもグランプリを目指せ,というのではフォローになっていない?!ともあれ無事終わりました.私もほっとしています.小田切先生が実は私の中高の先輩だと発覚するというハプニングも.ただ,不覚にも,すっかり忘れて今年は写真を撮り損ねました.どなたか送ってくれるかな?

2010年1月27日水曜日

ついにシロ(コロ)!

ついにあのなんともいえない歯ごたえ,食感のシロ(コロ)をいただきました!

リーダー塾21期生の皆さん,お疲れ様!!ということで,無事皆さんの報告が終わったあと,いざ厚木へ.古村さんの報告を聞きにこられた上司の石塚課長の先導の下,厚木に乗り込み,かなりディープなお店の2階に上がりこんで,いただきました.有名店らしく,予約でいっぱいになる店とのこと.

写真中央の白いのがシロ(コロ)です.コロの部分に括弧をつけているのは,このお店では昔から「シロ」と呼んでいるから.
シロコロのあとは,話の弾みで,秋野さんの弟さんの和食のお店に飛露喜を飲みに押しかけました.ということで,またもや飲みすぎとなったわけですが,とにかく皆さん,1年間お疲れ様でした.

それから次回B級グランプリの会場は,厚木.楽しみですね.

2010年1月19日火曜日

自治体PBフォローアップ研修

本日(1/19)は「自治体パブリック・ビジネスを創る」のフォローアップ研修として,第1部は「職員提案制度」をめぐるシンポジウムを行い,第2部は「先進政策の検証」として夏の報告の〝その後〟について研修生から報告していただきました.

職員提案制度は,夏の研修では活発な議論が展開され盛り上がったことから,今回のテーマとしたのですが,文京区,杉並区,板橋区,足立区の取り組みについて各区の担当者からご報告をいただき,議論いたしました.ご協力いただいた各区の担当者の方々には,大変感謝申し上げます.

職員提案制度は,大雑把に言えば,〝企画・政策型〟か〝研修・人材育成型〟かでその所管,位置づけ・目的も異なり,自治体経営の中での役割を考えると,思った以上に奥の深い議論となることを実感しました.

制度化しないと職員提案が出ない自治体の組織風土の現状をどう考えるのか,制度化しても尻すぼみになる点を,組織内の情報共有あるいは課題への〝気づき〟のしかけのあり方と考え合わせるとどうなのか,さらに考えて行きたいと思います.

2010年1月18日月曜日

大都市の住民自治を政策を軸に考える

本日(1/18)は首都大 研究環「グローバル競争時代の大都市ガバナンスに関する日韓研究フォーラム」主催で,特別区協議会にもご協力をいただき,「大都市における基礎自治体」をテーマに首都大学東京 大都市ガバナンス研究セミナーを東京区政会館にて開催しました.

今回のゲストは,すでに我々研究チームが二度ほど訪問している麻浦区のシン区長.住民自治の取組みの実例を交えて,創造的なリーダーシップのあり方について,基調講演を賜りました.基調講演を踏まえたディスカッションには,成澤文京区長にも加わっていただき,とても密度の濃い議論になりました.私とともにコーディネータを務められた明知大の林教授のコメントで締めくくり,あっという間の3時間でした.日韓の自治体間で政策を軸に職員同士の交流ができないかという提案も出され,今後も楽しみな展開となりました.

出席された各区の職員の方々,ご協力いただきました特別区協議会の皆様には感謝申し上げます.

2010年1月17日日曜日

法曹登用を契機に自治体行政を解剖する

昨日(1/16)弁護士会館にてシンポジウム「地方行政においてきたされる法曹の役割」が開催されました(以前紹介のこちらを参照).

基調講演には塩野宏東京大学名誉教授をお招きし「地方行政の活性化に果たす法曹の役割」についてお話いただきました.地方行政の活性化と自治体の法化現象を踏まえ,法曹の在り方について極めてわかりやすく論点を整理していただき,貴重なサジェスチョンをいただきました.お話に大変感銘を受けました.

私がコーディネータを勤めた後半部は,須田先生,幸田さん,西尾先生といった研究会メンバーからの報告に加えて,ゲストのパネリストとして越智先生にご報告とコメントをいただき,コーディネータのいたらぬ進行をカバーするに余りある有益なご意見をいただきました.

最後に総括のかたちで,行政実務家であり,弁護士であり,市長でもある野田銚子市長より実例を交えたコメントをいただきましたが,今後このテーマを考えるうえで非常に刺激的なものでした.眼からうろこといっても大げさではない,新たな視点からの検討をご教授いただけました.

ご協力いただきました皆様,それからなんといってもご来場いただいた多数の皆様(なんと80名あまり!),誠にありがとうございました.

さて,そうしたなかで,行政学者の立場からすれば,法曹登用の是非やその手法についてはまだまだ議論を尽くすべきとしても,自治体の行政そのものはもっとさまざまな切り口から考えていけるのでは,という手ごたえを感じました.塩野先生のご指摘にもありましたが,法化現象を踏まえた議論は,これまでの自治体法務,政策法務論には,もっと広げて考えていく余地を残しているのかなという印象も残りました.

それから,ゼミ生をアルバイトに動員しての総力戦となりましたが,いろいろな方からご配慮をいただき,彼らにもいい経験だったのではと勝手に考えております(どうかな?).

改めて御礼申し上げます.

2010年1月14日木曜日

地域のレガシーをリソースに

日立市でコミュニティ推進協議会発足時(昭和50年)に豊浦学区自治会長(現在,豊浦学区まちづくり推進会をされていた菊池遠平さんからお話しをうかがう機会を得ました.昭和40年当時の花いっぱい運動や国体を契機として,それまで日立市としてなんらなかったコミュニティ活動をかたちにされたご苦労や巧みな取組みを知ることができました.

ご高齢でありながら地域関係のリーダー(県共同募金の副会長や市の社協副会長もされている)として活動される菊池さんの凛とした姿勢には感銘を受けました.また,終戦後までは豊浦,川尻町がいかに栄えていたかをうかがいました.今では往時をしのぶ街並みもほとんどないようですね.地域のなかの歴史遺産をぜひ継承し発展させて欲しいものです.漁業や隣県からの海水浴客で賑わった当時の写真の記録などをぜひ見てみたいものです.写真は茨城県国体開催時(1974年)のバッジです(菊池氏所蔵).

2010年1月8日金曜日

レポートはA級,そしてB級グルメを楽しむ

リーダー塾もいよいよ大詰め.提出&報告前最後となる特別ゼミを行いました.そしてついに行田市名物「ゼリーフライ」(銭型をしているから,だそうです)を食しました.ちょっとぱさっとしたコロッケ風.甘みがありますが,おつまみにもいいでしょうね(ゼミ中は飲みませんでした.当然か?!).菅原さん,ありがとう.そして,高森町の市田柿.これはもう全国区ですね.干し柿がこんなにうまいとか自他のは始めて.本当に感動しました.ついついお変わりさせていただきました.清水さん,ありがとう!
それから,もちもちの大福,古村さん,ありがとう!写真を撮るまもなく食べてしまいました!!そして,あとは厚木にシロコロを食べに行くばかりとなりました!!!

栄養補給をしながら,5時間にわたるゼミを乗り切りました.そして,そのあとのゼミ飲み...すみません,飲みすぎました.

2010年1月3日日曜日

江ノ島にあそぶ

ついに新江ノ島水族館(エノスイ)を訪れました.相模湾の生態をはじめ充実しディスプレイで大満足.夕暮れ時のショー,「ドルフェリア〝ハーモニー〟」は感動的ですらありました(下写真).水族館はもちろんのこと,江ノ島,相模湾の絶景には圧倒されました.天気もよく,日中からはるか富士山が大きくくっきりと見えました.おそらく珍しいことでしょう.下の写真は日没直前,ちょっとわかりにくいですが,夕日の右手に,写真ですと随分と小さくなってしまいましたが,勇壮な富士が映し出されていました.
夜半ホテルから暗闇に浮かぶ江ノ島を見やると,時間も季節も,その土地柄もまったく異なるものの,V.ウルフ描くところのラムジー婦人の心境と重ね合わせてみたりもしました. "…and pausing there she looked out to meet that stroke of the Lighthouse, the long steady stroke, the last of the three, which was her stroke, for watching them in this mood always at this hour one could not help attaching oneself to one thing especially of the things one saw; and this thing, the long steady stroke, was her stroke."(それから気持ちを落ち着かせ,灯台の光,あの三度目に放たれる長くしっかりとした光の一投を迎え入れるべく,静かに目を上げた.あれはわたしの光だ.いつもこんな時間にこんな気分で周囲を見ていると,見ている何かに自分が溶け込んでいくような気がする.あのゆっくりと長い光にしても,まるで自分のもののように感じられる)(Virginia Woolf, To the Lighthouseより.翻訳は岩波文庫版御輿哲也訳『灯台へ』117頁から)
朝起き掛けに散歩すると,7時ごろには海には大勢のサーファーたちが海鳥のように波間に漂っているのにびっくりしました.写真上は七里ガ浜から江ノ島方面を写したところ.昨晩食事をした店名からすれば,ここは日本の「アマルフィ」なのでしょうか?

2010年1月1日金曜日

謹賀新年

あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いします.

自らの原稿執筆に加え,本務校論文,レポートはもちろん,リーダー塾修了レポート,その他の指導・助言を抱えての,〝恒例〟となった越年です(早速今朝一本,年明けになって送られてきたリーダー塾生のレポートのコメントを送り返しました!).今年もなにやら多難な年になりそうです.

皆様におかれましては益々のご発展をお祈りいたします.