2008年7月22日火曜日

コロー~対決~十割そば~ホタル

海の日はフル休日とさせていただきました.朝開場前からならんでコロー展(光と追憶の変奏曲)を見ましたが,馴染み深い風景画とともに人物画にも焦点を当てた点は興味深いもの.私の好きなコローの絵は,「花輪を編む若い娘」(名古屋ボストン美術館)ですが,バルテュスとはまた異なる少女/女性への視線が人物像に生命を吹き込んでいるように思えます.観覧後は,併設の喫茶すいれんで一息(写真はは国立西洋美術館中庭).

続いてなんと美術展のはしご.「対決巨匠たちの日本美術」(東京国立博物館).24人の〝巨匠〟たちに圧倒されました.これまでちょっとあまりに漫画チックと思って敬遠してきた蕭白もじっくり見ました.おすすめの展覧会です.

観覧後,ぶらぶらと上野公園を横切り,遅めのランチをと思っていると,ふくしま会館なるものを発見.というよりも,十割そばに惹かれて,福島は猪苗代の地ビール(バイツェン)とともに,十割そばをいただく.〝名人〟の実演つき,なかなかいい味でした.


さらにさらに,夜には,旧都立大(現区民キャンパス)にてホタルまつり.暗いテントの大きさの割りに中におかれた小さな籠のなかで光るホタルを行列を作ってみるという趣向.放し飼いというわけには行きませんでしょうからね.それでも,ホタルというのはこんなにも輝くのか,小さな籠ながら飛びながら光るホタルも見ることができて満足.野生のホタルといえば,米国滞在時に,居を構えていたポトマック河畔で見かけたぐらいでしたが,やはりホタルは日本の夏が似合いますね.

2008年7月21日月曜日

水族館にて涼をとる

体調を考慮して自分で泳ぐ代わりに,魚が泳ぐ姿で涼をとろうとしたのですが,すごい人手ですね,品川エプソンアクアスタジアム.もう何度も来ていますが,今までで一番混んでいたのではないでしょうか.狭い館内の移動もままならず,アシカ・ショーははなからあきらめました.

写真は,フウセンウオ.色とりどりの風船にくっついていました.私がパトリックと呼ぶヒトデ(以前,岩場での姿が「スポンジ・ボブ」に出てくるパトリックにあまりにもそっくりだったから)は,水槽正面のガラスに引っ付いており,健在でした.

入ってすぐのトンネル式の水槽にはサメがうようよいるのですが,サメって涼しげですよね.マンボウの脱力感も休日ならでは.イルカショーがけたたましくなっていくばかりなのが心配ですが,まあ,チンアナゴやニシキチンアナゴを眺めてのんびりした気分を味わえば,しばし暑さを忘れさせてくれます.

2008年7月19日土曜日

南大沢だより~梅雨明けのキャンパス

ようやく梅雨明けですね.あついのに,夏風邪が治らず困っていますが,皆さんいかがお過ごしでしょうか.夏学期の講義も終わり,大学院の演習を除けば,後は試験だけ.でも山のような仕事が・・・.

2008年7月14日月曜日

若き大都市ガバナンスの担い手たち

本日,第2日目特別区研修所講座がありました.私の講義の後,港区の佐藤区役所改革推進担当課長より総合支所制度について,足立区の榎本総務課長(元人事課長)より人事制度・人材育成に関する緊急提言について,ゲスト・スピーキングをいただきました.大変勉強になりましたね.若い職員の皆さん,この意義を理解できるようになってもらいたいですね.

講義終了後,近くの居酒屋で初の飲み会へ.こういうところで本性が現れるんですよね.私よりA係長(わかってしまうでしょうけど,あえて伏せます!)の方がお酒はいけることがわかったのも収穫でしょう.

これからの合宿に向けての展開が楽しみです.

2008年7月13日日曜日

晴れ渡り澄み切った小海を味わう(その2)~ハクサイの夏レシピ募集!

どうしても肝心な写真を撮り損ねてしまうのですが,昨晩懇親の場でいろいろと興味深いお話をいただいたお一人,品田さんが経営するパン屋さん,(有)高原のパンやさんに立ち寄り,パンを買い込みました.お土産のつもりのものも,我慢できずに帰りの電車の中で一部食べてしまったのですが,とてもおいしいパンです.

お昼は小海駅近くの手打ち蕎麦小海食堂でもりそば.つなぎなしのそばは素朴な味わいでとてもおいしいものでした.そば好きの私にはたまらない!
品田さんのお店の隣に野菜直売所があって,そこのトマトがおいしそうだなと思ってじっと見ていたら,吉澤さん曰く,吉澤さんが畑を貸している若い人が有機農法でつくったものとのこと.当然買いました.晩御飯に食べてみると,新鮮なのはもちろん,しっかりとした味わいのある,見た目どおりのおいしいトマトでした.
実際,吉澤さんの畑を案内いただきました.あいにく,作られた方はいらっしゃらなかったのですが,トマトがなっているところを見せていただきました.
吉澤さんは,小海といいながら,海産物がないからバラエティがないんだよな,とリーダー塾当時からよくいっておられましたが,どうして山の幸で十分じゃないですか.当面は,夏にハクサイを食べるレシピの開発ですね(提案募集!).広々としたハクサイ畑を見ましたが,せっかくの新鮮なハクサイが漬物になるだけじゃ,と思ってしまいますね.
民間から転進された小池町長さんをはじめ,生き様のカッコのいい方々と交流できたのは大きな収穫.小海はこれから何かやってくれそうという手ごたえをしっかりと感じさせられました.

晴れ渡り澄み切った小海を味わう(その1)

懇談会終了後,オープンして一年を迎えた八峰(ヤッホー)の湯で汗を流しました.東京と違って小海は湿度は低くさわやか,とはいっても今年最高の30度近くまで上がったそうで,山並みを眺めながらの露天風呂は最高.そして湯上りの生ビール,これまた最高.小池町長ら地元の方々と楽しい懇談で盛り上がりました.2次会では,ちょっとやそっと出はお目にかかれない信州牛の焼肉.霜降りのとろける味わいに,シャッターを押す余裕はまったくなし.その後のマトンも違った味わいで,生涯の記憶に残りそうなご馳走でした.黒澤さん,ありがとうございます.

宿に戻るとばたりと倒れるように寝てしまいましたが,明け方目を覚ますと,宿の窓からはすばらしい眺望.朝風呂は昨日の八峰(ヤッホー)の湯同様に,源泉掛け流しのすばらしく気持ちのよいものでした(朝湯は大好きです).

休日だというのに,吉澤さんに小海町をご案内いただきました.まずは,白駒池にご案内いただきました.駐車場に車を止めて,15分ほどぶなの原生林を息切れしながら(昨晩飲み過ぎ?)進んでいくと,突然開けた白駒池.感動的なまでの景色でした.
それから,小海町高原美術館.安藤忠雄設計らしいコンクリートの打ちっぱなしで,小海の自然と不思議なマッチング.「後藤純男展」を鑑賞しました.しっかりとした風景画に時間の流れ,自然の動きを示すような水平な線が印象的ですね.







小海町 町民参加のまちづくり懇談会にて


リーダー塾19期生の吉澤さんとの縁で,小海町の町民参加のまちづくり懇談会で講演をさせていただきました.いただいた演題は,「町民と行政の協働と連携」.本年度第5次長期振興計画策定を町民の参加・協働で進めていこうということで,その口火を切るような位置づけといえましょうか.講演終了後も,懇談会の座長として,町民の皆さんと意見交換をさせていただきました.活発なご意見をいただきましたが,どうか,カジュアル感覚で肩の力を抜いて,参加・協働の風土を養成していただきたいですね.

ところで,小海町を訪問するに際して,小海駅にて吉澤さんと待ち合わせということでした.佐久平からののどかな風景を堪能して小海駅に降り立つと,吉澤さんともう一人,小海町役場の職員・・・ではなく,小櫃さん!私も始めてアポなし直撃訪問の洗礼を受けました.先に握手を交わしたのも小櫃さんなら,役場に到着し,講演前控えの町長室をご案内いただいたのも,なぜか埼玉は騎西町の小櫃さんからでした.

2008年7月8日火曜日

成果主義に郷中教育を?!

かねがね研修では,日本の大部屋主義の職場組織に即した「第2.5者」の眼を,と唱えてきましたが,ここ鹿児島で人事評価制度の研修に先立ち,市役所の方の案内で維新ふるさと館を訪れ,まさに薩摩伝統の郷中(ごじゅう)教育がその範となるのではないか(もちろん,そのままというわけには行かないですが),と思い至りました.

午後,歴史を感じさせる公民館で300人以上の職員を前に研修をさせていただきました.最近成果主義の見直しといって大手企業などでも様々な取組みをしていますが,先輩による後輩の指導を併任発令する(メンターやチューターの制度など)のもその一例.鹿児島ならば,郷中教育の伝統を生かして,きつきつの定員と業務量の増大の中で,ともすればぎすぎすしがちな職場の人間関係を回復するしくみを人事評価制度とともに考案しては,といったお話をさせていただきました(いささか飛躍しすぎか?).

講演後,フライトまで時間があったので,市内を案内していただきました(篤姫館など).ありがとうございました.

2008年7月7日月曜日

為政清明Statesmen should be of pure heart


いよいよ洞爺湖サミット開催となりましたが、私は南に飛んで鹿児島に参りました。夕方というのに、暑い。数日前に梅雨が明けたそうですが、この暑さ、篤姫はどうしのいでいたのでしょうか。
駅や空港など、公共の場ではどこもかしこも物々しい警備がなされていましたが、こちらについては、まずは宿近くの初代内務卿大久保卿の像と生家跡を散歩しました。汗、ぐっしょりです。

タイトルはサミットに集まった首脳にとってはちょっと皮肉になってしまいましょうか。

2008年7月5日土曜日

首都大大杉ゼミ 伊那市合宿(その4)

二日目の移動はマイクロバスをご用意いただき,大変助かりました.運転手をしていただいた伊藤さん,ありがとうございました.
私の熱望もあって,昼食は蕎麦!! 高遠そばという,焼味噌をそばつゆにとき,薬味を足して食べるというもの.そのまま食べてもおいしい蕎麦でしたが,焼味噌のそばつゆもこれまたいけました.
店は「ますや」.ご主人は,脱サラということで,開店して1年ちょっとということでしたが,またきたい!と思わせるなかなかの蕎麦でした.高遠の歴史を感じさせる品格ある味わいですね.
視察終了後には,高遠城址公園を散策し,歴史博物館をざっと見学した後,鹿嶺高原に上り,中央アルプス,南アルプスを眺めました.幸い天気にも恵まれ,おいしい空気に,すばらしい景色で気持ちが洗われましたね.
また,道の駅南アルプスむら長谷の試食用ミニクロワッサンは,うわさにたがわずおいしかったですね.
二箇所の総合支所で丁寧な対応をしていただいたうえに,おいしいおそばや景色などを味わうことができ,大満足.
その後,夕方から2時間は,ゼミレポートの構想発表というハードなスケジュールでしたが,充実したゼミ合宿となりました.
伊那市職員の皆さん,改めましてありがとうございました!

首都大大杉ゼミ 伊那市合宿(その3)

順番が逆になりましたが,ゼミのテーマは地方分権改革の研究.テキストの購読だけではなく,平成の大合併を経験した地域からも学ぶことが狙いです.

合宿二日目は,伊那市と新設合併した長谷村,高遠町に合併後設置された地域自治区(特例)の総合事務所を訪問し,総合支所についてや地域協議会の運営状況など合併後のまちづくりのあり方について,特に住民自治との関連でお話を伺い,意見交換をさせていただきました.それぞれの地域性に応じた対応振りや抱えている課題は大変興味深いものでしたが,合併前に引き続き特例的に過疎地域に指定されている両地域の今後は気になります.

首都大大杉ゼミ 伊那市合宿(その2)

伊那市といえば・・・,そう,ローメンとソースカツ丼です.といって,どれだけ知名度があるのか定かではありませんが,売り出し中とのこと.初日,学生に先立ちいち早く現地に乗り込んだ私は,ローメン発祥の地,とされる中華料理の萬里でローメンを食しました.う~ん,ちょっと甘めで,焼きそばとちゃんぽんを足したような感じですが,蒸した麺が特徴とのこと.ソースと酢でみずから味を調えるのも一つの特徴でしょう.

他方で,ソースカツ丼.これは2泊目の夜に学生とともに,伊那市職員のお勧めの中華料理飯島で食しました.写真を見てください.あらかじめ聞いていましたが,すご~いボリューム.丼からはみ出しています.味はなかなかですが,量は若い人向きですね.

合併市の中心である伊那市駅周辺は,B級グルメで勝負といったところでしょうか.




首都大大杉ゼミ 伊那市合宿(その1)


新宿区と友好提携しているというご縁から,合宿先に頭を悩ませていた私は,伊那市案に飛びついたことで実現した,大杉ゼミ伊那市合宿.府大戦に伴う休校期間を利用して2泊3日で伊那市を訪問しました.写真は伊那市役所です.

初日は,池上総務課長からご挨拶いただき,政策推進課の竹村さんから伊那市合併の経緯や合併後の概要などをご説明いただきました.丁寧な説明を頂き,学生ともども伊那市の置かれている状況が把握できました.

少し時間が空いたので,伊那市から市中心部の宿までテクテク散歩.再び午後6時に市役所に引き返して,食後にて,職員の方々と懇親の場を持ちました.

これらをすべて仕切っていただいたのは,新宿から4月に派遣されてきたばかりの若手職員,小原さんのご尽力によるもの.ひたすら感謝です.

2008年7月2日水曜日

おいらせ町住民自治組織検討委員会 設立会


すばらしい!の一言に尽きる久々の快晴を目にしました.東京もここ数日涼しい日が続きましたが,やはり北国,おいらせ町はひんやりといってもいいぐらいでとても気持ちのいい気候でした.これまで訪問するたびに悪天候だったのですが,「担当が替わったから」(佐藤さん曰く)は本当かもしれません.

さて,今回は,おいらせ町住民自治組織検討委員会設立会に出席させていただくとともに,「まちづくりを担う住民自治組織の役割とあり方」と題して講演をさせていただきました.

委員の皆さんも,まだこれからどうするか,雲をつかむような気持ちでおられるかもしれませんが,少しでもお役に立てればと思っています.講演後,懇親の場でも楽しく意見交換ができました.


そして,今回も行っちゃいました.翌日(つまり今日)授業があって朝一の新幹線で東京に戻らなければいけないので,八戸駅前(駅うえ?)に宿泊したのですが,八戸に行くなら,やっぱり,連鎖街の北浜でしょう.ということで,車で送っていただいた佐藤さんを強引に誘っていきました(もちろん,佐藤さんには酒一滴飲ませませんでした.ちょっと気の毒でしたけど).

以下,佐藤さんの記録です(携帯で,握ってもらうたびにめもっていましたね.記憶力が悪い私には大変ありがたい.お礼申し上げます).




【北浜・板さんおまかせコース】◇ほや刺身※こっから握り◇クロガシラ(先生P撮影)◇ムツ◇“下北外洋天然”ホタテ◇金サガ(めぬけ)◇さば(日本国太平洋前沖)◇椎茸(ジャパニーズ岩手県)◇椎茸(ジャパニーズ岩手県+レモン)※以上握り◇時鮭(時知らず)の筋子(巻き)※こっからまた握り♪◇生の海ぶどう(今だけ)◇サーモンあぶり(塩)濃厚♪◇タコ(半ボイル)◇なすづけ◇イカおきづけ(腑乗せ。先生P撮影)◇涙巻き(わさびは“サメ肌”ですってます)客泣かせの板さん…◇軍艦で、とびこ(ウズラの玉子乗せ)◇あなご