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2008年2月3日日曜日

The Strength to Change~茹でガエルを救えるか

団子レースの感のあった米大統領選のプライマリーも,民主・共和両党とも有力候補が絞られ,スーパー・チューズデーへ.米大統領選といえば,どうしても8年前のブッシュVSゴアが思い出されます.というわけで,『不都合な真実』(http://www.climatecrisis.net/)を観ました.

真実から目をそらすのではなく,また,とるべき手を打たずに事実の「否定」から「絶望」へと跳躍(滑落?)するのでもない,まさに茹で上がろうとする地球を,民主主義による政治のリーダーシップで救い出そうという〝変革の勇気〟を力強く説くアル・ゴア.フィルムのなかのゴアに真のリーダーの姿を見出すことは容易ですが,大統領に選出されなかったのはアメリカ政治の事実.そして,別のかたちで〝選択〟されたのもまた,アメリカン・デモクラシーの事実.

根拠本位の政策発信evidence-based policy makingが現実政治を大きく動かそうとする好事例でもあります.

2008年1月26日土曜日

ASK WHY~足りないならそういって・・・そして僕は報われる

遡ること6年前,留学先のジョージタウン大学のリーヴィ・センターにあるカフェテリアの壁には,食事時にもなるとCNNが投射されていました.早めの夕食を取りながら観るともなしに,あまりにも繰り返し報道されたので見聞きし,無知な私も関心を持つようになった,それがあっけなくも巨大な企業倒壊となったエンロン事件.ブッシュ政権との密着などスキャンダルが連日報道され,9・11と並び,一年あまりの留学期間の二大事件の一つといってよいほどのインパクトがありました.

帰国後は一時,エンロンに関する報道やノンフィクションなどを読んだりしてきましたが,ドキュメンタリー映画『エンロン』を観て,ひさびさに当時のことを思い返しました.エンロン幹部が引き起こした事件は,市場を欺く内なるテロcivil terrorismといってもよいのではないでしょうか.スキリングの議会証言などをまとめた本映画はエンロンの本質を端的に突いているといってよいかと思います.

ちなみに,Ask whyはエンロンの社是.・・・

ところで・・・日本語から隔絶された孤独を味わっていた当時,どこの企業のかは忘れましたが,CMで流されていた,渋谷の交差点の映像と鬼束ちひろ「イノセンス」のリフを耳にしたのも,同じくリーヴィ・センターにてのこと.こみ上げる思いが,懐かしく思い出されます.