2009年10月30日金曜日

Notice:『自治体ひとづくり読本』(公職研)

地方自治職員研修臨時増刊号92号『自治体ひとづくり読本』(公職研)に拙稿「新しい管理職像の考察」が掲載されました.

と,ここにご紹介するのも,本号には内子でお話をお伺いした岡田文淑さんの「私が考える21世紀のデザイン―景観の創造:農村集落保存が問いかけるもの」が掲載されているからです.「景観とは,本来風土になじんで各地に存在するもの」(160頁).至言ですね.

街並みを味わう:リーダー塾現地視察(その2)

大洲の街はこれで3度目の来訪.これまでの2度は講演ででしたが,なぜか街の案内をしていただいた記憶がないのです.これだけの街並みがあるのに...ポコペン横丁のちぐはぐ感も気になるところですが,大洲銘菓「しぐれ」は甘い物好きにはたまらないですね.そして,内子へ.こちらも十数年ぶりの来訪.美しい街並みを保っておりました.以前にご案内いただいたこともある岡田さんから,再びじっくりとお話をいただきました.厳しく鋭い洞察に塾生はたじたじでしたね.

2009年10月29日木曜日

地域づくりは人づくりを実感:リーダー塾現地視察(その1)

恒例リーダー塾の現地調査報告です.タイトルそのものズバリの3日間(厳密には4日間)でしたね.初日は松山からしまなみ街道を渡り,いったん広島県を経由してフェリーで弓削島へ.若きリーダー「しまの会社」兼頭さんからお話をうかがいました.さわやかな情熱と暖かなロジック,そして軽快な行動力はずしりときましたね.そして夜は,しまカフェにて,村上さん,兼頭さんの奥様手作りのお料理をいただきました.元職員でもある村上さんのとめどなく広がるネットワークと行動力に圧倒されました.お土産に買った蜂蜜は絶品!!(写真,ぶれてスミマセン).村上さん,兼頭さん,ありがとうございました.

ということで,帰京後,仕事が超山積なのですが,例によって中野さんからの催促(?)もありましたので,出し惜しみでちょっとづつ報告いたします.

2009年10月22日木曜日

一支国にて

急峻な山がそびえる対馬とは対照的に壱岐はなだらかな丘と長崎県内2番目という広さの平野が広がり,圃場整備されて一枚一枚が広大な稲田は壮観です.

写真は車窓から見た原の辻遺跡.古代一支国が復元されつつあります.ちょっとわかりにくいですが,後景となる丘の中央より左手に小さく見える建造物が来春開館予定の一支国博物館.設計は黒川紀章さんで,生前最後の作品とも言われているそうです.

美しい海と白浜,おいしい海産物や壱岐牛など観光資源に恵まれた壱岐.そして,島の業者や役所の方々が大変熱心かつ誠実に環境問題に対応される姿にも感銘を受けました.

2009年10月21日水曜日

対馬,壱岐にて環境問題を考える

自動車リサイクルの離島支援事業の一環として毎年恒例の現地視察で久しぶりに対馬を訪れました.天候にも恵まれ,現地の方々(県,市役所,事業者の方々ありがとうございました)から貴重なお話を伺えました.漂着ごみ問題や,国境の最前線にある地域ゆえの課題や将来展望などを考えさせられました.写真は視察の移動中に立ち寄った,上見坂公園の展望台からの見事なリアス式海岸です.

そして本日,穏やかな海原を快走するヴィーナス号ではじめての壱岐にまいりました.続報を乞うご期待.

2009年10月14日水曜日

せり上がる(富山その2)

富山市内の某スーパーで10分程度レジの様子を観察したところ,マイバッグ持参率ほぼ100%.レジ袋をもらったのかと思いきや,以前もらったレジ袋の再利用といったケースでした.
さて,グランドプラザ第2弾.Y下さんご自慢のせり上がり舞台&収納庫.確かに優れもの.現場にある地下倉庫が自動に上がってくるので,例えば折りたたみ椅子の出し入れはスムーズ,プレゼン関係の機器などもすぐに取り出せるのです.下記写真は,少し出ているところ,1m出ているところ,収納庫が完全に姿を現したところ.
今回の視察はグランド・プラザのY下さん,元担当課長のKさんに長時間お付き合いいただきました.ただひたすら感謝です.

2009年10月13日火曜日

行った! 乗った!

ついに富山市グランドプラザに参上しました.これが道路解除のオープン・スペース!! Y下さん,いろいろとありがとう!
そして,ついに乗ってしまいました,ライトレール.
でも勘違いのないように.ちゃんと調査後の夕刻の空き時間を利用してです.

本務である富山県のレジ袋無料配布取りやめの事業は大変興味深い政策であったことは強調しておきたいと思います.県環境政策課の皆さま,丁寧なご対応ありがとうございました.いずれこの点に関して論文をまとめますので,乞うご期待.

2009年10月12日月曜日

粘り勝ち?! 鮭の遡上を見る

大挙して遡上する鮭の姿を見ようという今回の企画,完全に空振り.でも,これまでも数回訪れた千歳サケのふるさと館の水中観察室(千歳川の川底をのぞく施設)で数匹を確認できて,ホッ.それも二日粘って,通いつめた成果.インディアン水車の近く,外の橋の上からは,かろうじて確認はできるものの,今年は10月に入ってばったり遡上が見られなくなったとか.

でも今回,一番興味深かったのは,カラフトマスの採卵の実習.アイヌ式にいきたカラフトマスを神のもとに送った後,メスから卵(いくら)を取り出し,そこにオスの精子をかけて混ぜるというもの.さらに,カラフトマスを解剖してからだのつくりも教えてもらいました(解剖といっても,捌いているという感じ).今回は新札幌にあるサンピアザ水族館にも訪れて見ました.水族館の裏を見せてもらったり,小さいながらもがんばっていますね.コツメカワウソとのふれあいタイム,一体どんな風にと思ったら,下の写真のとおり.かわいい指を出していました.

2009年10月4日日曜日

300周年/30周年

今朝NHK教育の新日曜美術館で英一蝶を取り上げた番組を観て急遽思いたち,初めて板橋区立美術館を訪れました.随分と迷った挙句美術館前に着くと...
「素通りしないで!!」という幟はすごい!!! 公立の割りにユニークな美術館のようですね.
このアングルの写真はいまひとつですが...一蝶が流罪から江戸に戻って300周年というこの企画展,小規模ながら,ウィットにとんだ一蝶の絵画のよさもあって大いに楽しめました.酒ぼうきの掲げられた酒屋の前で倒れた一休和尚など楽しいですよね.ちなみに酒ぼうきは酒林とか杉玉といわれるもの.おいらせ町に行くと必ずのむ,私愛飲の地元の桃川酒造の銘柄は杉玉ですね.
近くの小高い丘の上の赤塚城跡を見たり,郷土資料館で古民家や遊郭の門構えを眺めたり.これまで板橋とは縁がなかったこともあり,思わぬ発見.

それから,なんと言っても良いのが美術館の近くに手打ち蕎麦屋があることですね.絵画鑑賞,散策の後,ゆっくりと休憩.私にとっては贅沢な休日となりました.

2009年10月2日金曜日

Notice:拙稿「日本の自治体行政組織」

拙稿「日本の自治体行政組織」(日本語版英語版)が比較地方自治センターのサイトにアップされました.平易な解説と海外への発信をねらいとしています.どうぞご参照ください.