2008年2月3日日曜日

The Strength to Change~茹でガエルを救えるか

団子レースの感のあった米大統領選のプライマリーも,民主・共和両党とも有力候補が絞られ,スーパー・チューズデーへ.米大統領選といえば,どうしても8年前のブッシュVSゴアが思い出されます.というわけで,『不都合な真実』(http://www.climatecrisis.net/)を観ました.

真実から目をそらすのではなく,また,とるべき手を打たずに事実の「否定」から「絶望」へと跳躍(滑落?)するのでもない,まさに茹で上がろうとする地球を,民主主義による政治のリーダーシップで救い出そうという〝変革の勇気〟を力強く説くアル・ゴア.フィルムのなかのゴアに真のリーダーの姿を見出すことは容易ですが,大統領に選出されなかったのはアメリカ政治の事実.そして,別のかたちで〝選択〟されたのもまた,アメリカン・デモクラシーの事実.

根拠本位の政策発信evidence-based policy makingが現実政治を大きく動かそうとする好事例でもあります.