2009年7月26日日曜日

シンポ「日本法の透明化」に参加して

7月25日新宿京王プラザホテルの最上階で行われた科研費「日本法の透明化」領域シンポにパネリストの一人として参加させていただきました.いきなりトップバッターでの登場で,あらかじめ問題提起されていた「縦割り行政」を中心に行政学の視点から論じさせていただきました.「非」法律学者は私だけ,しかもプロジェクトメンバーは会社法,金融法,知財法など私にはまったく疎遠な領域の方々ばかり,他のパネリストの方々も法制史や法哲学など,どうなることやらと案じておりましたが,他の方々のご報告も大変興味深いものばかり.このプロジェクトが行っている法令・判例の英文翻訳の作業に関する熱のこもった議論は,自分も関わっているGRIPSのプロジェクトと対比して考える上で大変勉強になりました.私が貢献できたかははなはだ疑問ではありましたが,大いに触発され,有意義なシンポでした.