2009年9月10日木曜日

イタリア紀行(Day5~7:ボローニャ!)

視察のメインの一つ,ボローニャへ!!

ボローニャのコムーネ議会議場を見学しました.もともと左翼の強い土地柄,社民主義系の左翼政権が続いています.許可をもらい市長席に座らせていただき,一同で記念撮影まで調子に乗っていたしました.それにしてもすばらしい議場です.天井にはだまし絵で柱がまっすぐ立っているように描かれています.
選挙後ということで市役所の方の対応が整わず,事務所などを見学だけでしたが,お目当ての地区評議会では予定の時間を大幅に超えるご対応をいただきました.さすがイタリア,感謝感謝です.

訪問先はNavile地区です.ボローニャの都市内分権は日本にも古くから紹介されて有名ですが,徹底した市民参加で都市計画までをも決めてしまう手法には舌を巻きました.ご対応いただいた市長と同様の社民系のPresidente(区長)は積極的な市民参加主義者.熱く語っていただきました.単に政治的というだけではなく,知恵をひねった施策展開,例えば,隣接地への高齢者施設建設を条件に集合住宅建設を事業者に認める条例を市議会で成立させるなど.そういえば,ボローニャの新駅舎は磯崎新の設計のものになるそうです.完成後にまた訪ねたい!
ところでボローニャといえば,有名なのは歩道に二階がせり出し支える柱廊(ポルティコ).照明具合でこんなに美しく.
大学人としてやはり最古の大学ボローニャ大学も見学.人体解剖室が有名ですが,下の写真は元法学部の論文審査室.お~,そういえば,イタリア出発前に私も博論審査をしてきたのだった.どうせならば,こんな豪華なところでやってみたいものです.現在は市の公共用スペース兼図書室だそうです.