2007年12月28日金曜日

水,山,そして歴史~若狭町出張報告3









二日目は,まず名水百選にも選ばれている名所瓜割の滝によっていきました.水が冷たく瓜も割れてしまうほどというのが命名の由来とか.紅藻類が生えて赤い石が緑陰の切れるような冷たい水の中で実に美しい.

旧上中町役場で現在上中庁舎にある歴史文化館(写真中央)を訪問し,学芸員の永江寿夫さんのご案内で伝建地区の熊川宿を視察.全長約1Kmの長い宿場町を散策しながら詳しくお話しいただきました.


そして,伝建地区のまちづくりを担う若狭熊川宿まちづくり特別委員会会長の河合健一さんからまちづくりの取り組みのお話を長時間いただきました.鯖街道の宿場町として栄えた熊川を,単に歴史的建造物の保存にとどまらないまちづくりを目指して長きにわたりリーダーシップを発揮されてきた河合さんの情熱に打たれました.また,そうした取り組み姿勢をはっきりと感じることができたのは,散策中に,伝統的な建築の補修を受けた家(写真右)のおばあさんが永江さんに本当に感謝の気持ちを込めてお礼を繰り返しいっている場面にであったこと.役場の職員である永江さんと行き交うたびに町の人が親しみを込めた挨拶をしていること.


午前の視察,ヒアリングが終わって,さあ昼食.熊川宿に鯖鮨屋さんでいただいた鯖鮨は,たまらなく絶品.生きのいい本物の若狭でとれた鯖を使っており,肉厚で素晴らしいの一言に尽きる.

なくならないうちにパシャリ.