2008年3月15日土曜日

石見をゆく(その1)

県庁の地域振興室長の松村さん,木戸さんとともに特急おきで浜田へ,そして浜田から車で益田へと島根県を横断しました.写真は車中で食べた「およぎ牛」弁当です.隠岐で,牧草のある島に牛を泳がせていることから「およぎ牛」というそうです.

さて,最初に訪問したのは,益田市種地区.益田市では合併後,公民館を振興センターに衣替えしましたが,種地区でセンター長をされている渡辺さんに,センターや「種のあすをゆめみる会」の活動についてお話を伺いました.

UIターンを誘導するために宅地造成をしたり,廃校になった学校を利用して農産物加工施設を作ろうとしたり,すばらしい発想力と実践に結びつける卓抜な手腕に感服しました.









写真は,種振興センター(左)とその前の道路を挟んだところにある宅地造成地(右).すでにIターンの方がすんでおられる区画もあります.そのお子さんたちも引っ越してくるとのこと.

みそと豆腐の加工施設を空き教室を利用して作ろうとしたところ,別々の部屋にしなければならないと保健所の指導が入り,壁が作られたところ(下).包装の部屋も別にしなければいけないとのことです.

次に訪れたのが,吉賀町.国道9号で津和野を経由してまずは,旧柿木村に入りました(@柿木庁舎).

吉賀町では,合併前からの有機農業を中心とした取り組みを合併後のまちづくりのなかで発展させようとしています.産業課長の福原さん,県庁派遣の三浦さんからお話を伺いましたが,都市との交流を推進するなど,大変興味深いお話で,吉賀から人間的な生活とはなにかを提起する試みといえます.あらためて訪れ,実際に体験プログラムに参加してみたい!と思わせるものでした.郷土料理のレシピ集はぜひネットに掲載するなど,食材とあわせて広く提供していただきたいものです.

ヒアリング後は,旧六日市町入りし,吉賀町の政策企画課の皆さんと懇談.地元産のヘルシーでおいしい料理とお酒に舌鼓を打ちながら,前の晩に続いてまたまた大いに盛り上がりました.

宿は,むいかいち温泉ゆらら.朝風呂でさっぱりとし,いざ,匹見へ.(つづく)