2008年3月24日月曜日

石見をゆく(その2)

匹見町では旧町役場でヒアリングを行ったあと,町内を案内していただきました.まだ冬期で道がちょうど翌日まで閉鎖のところもあり,集落が集団移転したところまでいけなかったのは残念でしたが,雨の中,清流を眺めながら山道を車で上っていくと,自然の豊かさと裏腹な厳しい実情がよく分かりました.

午後は,匹見上公民館で,県のリーディング事業を受けたプロジェクトで地区単位での地域づくりの取組みを,2つの地区について,それぞれ担当された職員の方々からご説明いただきました.それから,海士町をはじめとする,匹見以外の地域の県リーディング事業の方々にわざわざお集まりいただき,3つのプロジェクトについては最終年度,2つについては折り返し点でのご報告となりました.

いずれの取組みも,キー・ワードは,《環境》《健康》《交流》と集約されるもの.ライフ・スタイル提案型の事業であるだけに,その価値観を地域外の,特に都市の人々にどれだけ売り込めるかが勝負.そのためには,それぞれの地域の人々がその価値観をきちんと自ら体現する必要があるのでしょうね.





夕食の懇親会は,誰もが楽しみにしていた,萩の会の「萩の舎」でのお食事.地元産の食材を,地元のおばちゃんたちが料理してくれます.焼いたヤマメを2匹もいただき,山菜の天ぷらもおいしくいただきました.椿の天ぷらもよかったですね.下の写真は,齋藤さんから山菜の説明を受けているところです.