2010年1月3日日曜日

江ノ島にあそぶ

ついに新江ノ島水族館(エノスイ)を訪れました.相模湾の生態をはじめ充実しディスプレイで大満足.夕暮れ時のショー,「ドルフェリア〝ハーモニー〟」は感動的ですらありました(下写真).水族館はもちろんのこと,江ノ島,相模湾の絶景には圧倒されました.天気もよく,日中からはるか富士山が大きくくっきりと見えました.おそらく珍しいことでしょう.下の写真は日没直前,ちょっとわかりにくいですが,夕日の右手に,写真ですと随分と小さくなってしまいましたが,勇壮な富士が映し出されていました.
夜半ホテルから暗闇に浮かぶ江ノ島を見やると,時間も季節も,その土地柄もまったく異なるものの,V.ウルフ描くところのラムジー婦人の心境と重ね合わせてみたりもしました. "…and pausing there she looked out to meet that stroke of the Lighthouse, the long steady stroke, the last of the three, which was her stroke, for watching them in this mood always at this hour one could not help attaching oneself to one thing especially of the things one saw; and this thing, the long steady stroke, was her stroke."(それから気持ちを落ち着かせ,灯台の光,あの三度目に放たれる長くしっかりとした光の一投を迎え入れるべく,静かに目を上げた.あれはわたしの光だ.いつもこんな時間にこんな気分で周囲を見ていると,見ている何かに自分が溶け込んでいくような気がする.あのゆっくりと長い光にしても,まるで自分のもののように感じられる)(Virginia Woolf, To the Lighthouseより.翻訳は岩波文庫版御輿哲也訳『灯台へ』117頁から)
朝起き掛けに散歩すると,7時ごろには海には大勢のサーファーたちが海鳥のように波間に漂っているのにびっくりしました.写真上は七里ガ浜から江ノ島方面を写したところ.昨晩食事をした店名からすれば,ここは日本の「アマルフィ」なのでしょうか?