2008年8月27日水曜日

ベスト・プラクティス

全国知事会主催の先進政策創造会議に出席しました.全国都道府県から集められた約1600の先進政策バンクに登録された事例から選ばれた栄えあるベスト・プラクティスの表彰とそのうちから8つの事例報告が行われました.

なんと予定の時間を約1時間以上も超過するほど,事例報告者から熱い思い,「誇りと自信」にあふれた地域発の政策創造ぶりを伺いました(おかげで座長を務めるS区会議に遅れてしまいました.申し訳ありません!).

実は委員の多くが退席する中で若輩の私が総括の講評を述べるということで最後壇上に上がったのですが,ついつい未熟なるがゆえに,「ふつう1時間も超過した会議運営をしたら事務局に何事だというところですが,そういった思いをもつことなく報告をうかがうことできました」というのは正直な感想.

そもそももっと時間を十分に掛けて報告していただく価値のある取り組みばかりでした.これからもこうした場をきちんと設けていくべきでしょうね.

ちょっと厳しいことも,講評で述べました.今現時点で栄えあるベスト・プラクティスとしても,10年後,20年後どうか.麻生会長の言葉通り「政策の切磋琢磨」も重要.加えて,ほめて育てるという視点もこれまた重要.ベスト・プラクティスだからといって,「完成品」扱いしないで.〝成長しろ〟を見込んでのベスト・プラクティスと絶えず自戒すべし.

知事会によるベスト・プラクティスは,政策インキュベータとしてこれからも大事にしていきたいですね.