2008年7月8日火曜日

成果主義に郷中教育を?!

かねがね研修では,日本の大部屋主義の職場組織に即した「第2.5者」の眼を,と唱えてきましたが,ここ鹿児島で人事評価制度の研修に先立ち,市役所の方の案内で維新ふるさと館を訪れ,まさに薩摩伝統の郷中(ごじゅう)教育がその範となるのではないか(もちろん,そのままというわけには行かないですが),と思い至りました.

午後,歴史を感じさせる公民館で300人以上の職員を前に研修をさせていただきました.最近成果主義の見直しといって大手企業などでも様々な取組みをしていますが,先輩による後輩の指導を併任発令する(メンターやチューターの制度など)のもその一例.鹿児島ならば,郷中教育の伝統を生かして,きつきつの定員と業務量の増大の中で,ともすればぎすぎすしがちな職場の人間関係を回復するしくみを人事評価制度とともに考案しては,といったお話をさせていただきました(いささか飛躍しすぎか?).

講演後,フライトまで時間があったので,市内を案内していただきました(篤姫館など).ありがとうございました.