2008年9月5日金曜日

Back to DC:ワシントン便り(Day1:その3)~勝負メガネ

ホリデー・シーズンのせいか街は閑散としていますが,メディアはもっぱら共和党大会で白熱.こちらは時差ボケ対策で夜は共和党大会の中継を見ようとがんばりましたが,やはり途中でうとうと.次々にマケインとプライマリーを争った政治家がスピーチを行ったようですが,漸くジュリアー二の時に目を覚まし,そして真打ペイリンのスピーチはしっかりと聞きました.

家族の話題や政治家として未知数なところばかりが強調されてきましたが,堂々たるスピーチに相当印象が変わったのではないでしょうか.いくつかポイントはありますが,やはり私の研究分野からすれば,小さな町とはいえ市長経験があること,community organizerとしての経験を強調したところ(コミュニタリアンへのアピール),ワシントン・エリート(もちろんオバマが標的!)への強烈な批判は注目しました.

とはいえ,滞在先地元のワシントン・ポスト紙も社説でタイトルに掲げるように“Ms. Palin's Introduction: A strong convention speech alone can't answer the questions about her readiness”と言ったところでしょうね.有権者のリアクションについても様々であることを伝えております.

それから,気になるペイリンのメガネ,Kazuo Kawasakiの704シリーズで,レンズ込みで700ドルはするとのこと(9月4日付USA Today紙による.なお,フレームだけで375ドル.同社の旧型はコリン・パウウェルらもかけてたとか).ペイリンの勝負メガネ?きっと日本でも話題になっているのでしょうね。

ところで,民主,共和の両大会で注目を浴びたオバマ夫人(ミッシェル)とペイリン,そしてついでに私との共通点はといえば・・・,同い年です.まあ,私は全くの蚊帳の外ですが・・・(ワシントン・ポスト紙オピニオン欄のAnne Applebaumのコラム参照.ヒラリー・クリントンとは違って,ポスト・フェミニズム世代なわけです).