2008年9月9日火曜日

Back to DC:ワシントン便り(Day6)~銃規制の行方

実質滞在最終日となった9月8日,大学図書館で最終の資料確認を済ませ,いったんホテルに戻ったのですが,夕方,もう一度見ておこうとペンシルバニア・アベニューにあるJohn A. Wilson Buildingに行きました.商務省とレーガン・ビルに挟まれて立地するこの建物には,そう,DC市役所(本部)と市議会がおかれているのです.

ビル名のJ.A.ウィルソンとは,かつて市議会議長を務め,DCの自治権拡充(ホーム・ルール制定)に尽力した人物にちなんでつけられているのですが,このウィルソン,銃規制にも活躍した人物です.

この建物を思い立って今一度見に行ったのは,このワシントンでの厳しい銃規制(銃の所持,持ち込み禁止など)が,合衆国憲法違反ではないかということで,法改正の動きがこれまでになく強まっているからです.

高級住宅街のジョージタウンはまったくもって平和な街ですが,DCの東側は全米No.1の大変危険なところ.銃規制を維持してほしいものです.


ウィルソン・ビルを拝んでから,官庁・ビジネス街の帰宅ラッシュを抜け出していくと,デュポン・サークルの間近,ニュー・ハンプシャー・アベニューに面してアメリカ政治学会The American Political Science Associationの本部発見.こんなところにあるなんて,ほんの近くをしょっちゅう通りかけながら,以前滞在時にも全く気が付きませんでした.

官庁をはじめ建物こそ雄壮ですが,首都ワシントンの中心部は実にコンパクト.徒歩圏内にこれといったものは納められ,おまけに,緑豊かでリスやさまざまな種類の鳥たちが生息しています.